T30重戦車





T30重戦車 (アメリカ)

T30は以前書いたT29と共にM26パーシングの発展型重戦車として
1944年3月に開発着手されました。
T29が105o長砲身砲だったのに対し、T30は155o砲。
両車とも過大な砲弾を扱うため、装填手が二人に増員されています。
1944年9月に試作車作製に着手されますが
60tオーバーの重量、最高速度26.5km/hと鈍重な上に、
1945年9月7日のベルリン戦勝記念パレードに姿を現した
ソ連重戦車JS-3の衝撃
T30開発の熱意を冷ますに十分過ぎるものでした。
いや、今から思えば避弾経始以外、
大した事無い戦車だったんですけどJS-3(笑)
とにかくその急進的なスタイルに
西側軍部高官連中はノックアウトされちゃったんですね。
だもんでT30は1947年に29輌(30輌説あり)生産されましたが
結局遅れて開発されていた
M103ファイティング・モンスターに追われるようにして
その短い生涯を終えました。

02/10/23






T29重戦車

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パーシングの失われた子供たち