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よく大和建造理由の一つとして「18インチ砲搭載艦はパナマ運河を通過できない
から、米海軍には建造できない」事が言われ、常識化されてますが果たしてそうな
のでしょうか?
実の所、パナマ運河通過可能な18in砲搭載戦艦はアイオワ計画検討時のみなら
ずダニエルズプラン策定時(八八艦隊計画と同時期)にも試案がでており「可能
である」としか言いようがないのです。
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ダニエルズプラン
策定時試案
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アイオワ計画
検討時試案
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基準排水量 |
80000t |
45495t |
全長 |
296.9m |
243.84mm |
全幅 |
32.9m |
32.99mm |
喫水 |
10.0m |
10.96m |
機関出力 |
91248ps |
130000ps |
最高速力 |
25.2kn |
27.5kn |
航続力 |
10kn/10000浬 |
15kn/15000浬 |
主兵装 |
457.2mm/50
*3*5
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457.2mm/47
*3*3
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副兵装 |
127mm/53
*1*21
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127mm/38
DP*2*10
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魚雷 |
533.4mmTT*4 |
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装
甲
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舷側 |
406.4mm |
374.65mm |
甲板 |
127mm |
130.175mm |
主砲前楯 |
508mm |
508mm |
バーベット |
381mm |
533.4mm |
司令塔 |
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533.4mm |
八八艦隊の13号艦も18in連装砲を搭載しながらパナマ運河通行可能なようです
(もっともこれは架空艦と言ってもよいものですが)。
またパナマ運河を通行できないと言われるモンタナも、運河拡張工事も同時進行
として計画されたので、通過を断念して計画された訳ではないのです。
本当にパナマ運河の通行云々という通説はどこからでたものなのでしょう?
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