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H-39フリードリヒ・デア・グロッセ、実はこれ仮称で正式名称じゃありません。2番
艦はグロース・ドイッチュラント(仮称)、ですが「ドイツ万歳」な意味のお船が撃沈さ
れると国民の士気に関わるのでこちらはボツでしょう。
やはり通商破壊戦用ですが、ポケット戦艦やUボートによる通商破壊で世界に艦
艇をばら撒き手薄になったイギリス本国艦隊との決戦も多少は考慮されていたよう
です。
「大和よりでかい」必ずしも間違いじゃないです。大戦が始まった結果H-39はキャ
ンセルされてしまいますが、設計技術維持のためその後も改設計は続けられ、H-
41(63000トン、42cm砲)、H-42(83000トン、48cm砲)、H-43(103000トン、48cm
砲)、H-44(122000トン、50.8cm砲)と恐竜的進化していきました。艦形や副兵装は
変化せず、機関部以外に見るべきものはありません。
*上記の数値は日本における通説ですが、最近の研究では変わってきてい
ます。
H41 計画排水量 68800トン、42cm砲
H42 計画排水量 90000トン、42cm砲
H43 計画排水量111000トン、51cm砲
H44 計画排水量131000トン、51cm砲
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