ARL44





ARL44 (フランス)

さて今回のお題はおふらんすの重戦車ARL44です。
こりはねえ、水子用にとってたネタの一つなのですが、今月の丸のWW2おふらんす 戦車特集ででちゃったもので・・・

フランスでは第二次大戦前1938年から75o砲を旋回砲塔に積んだ次世代戦車 ARL40が開発中だったのですが独逸侵攻であぼ〜んされちゃいました。
ところがおふらんす人がのたまうには、ドイツ人の目を盗んで占領下でも秘密裏に 開発が続けられ、フランス開放と同時に計画が進展し、90o長砲身砲(なんと初速 1000m/s)を搭載し戦訓を加味したARL44として戦後の1946年に試作完成したそ うです。
御覧のとおりシャールB1系の発展型なのですが(そういう意味では英国のTOG 重戦車に比すべきものと言えます)、避弾経始を考慮して防御力は向上していま す。エンジンはなんとパンターと同じマイバッハHL230なのですが、出力は80%程度 に落としてあります。パンターティーガーはエンジン加熱気味だったのでその 対策かもしれません。ですが結局の所、足回りがWW1タイプなので路上でも37kmく らいしかでません。

1947〜1950年の間に60輌ほど完成し戦後のパレードに参加しましたが、その後全 く姿を消し、博物館でしか見る事はできませんでした(涙) もちろんフランス陸軍と してはARL44で再武装する事を望んでいたのですが、大戦終了後の同国におい ては経済的にも生産能力でも同戦車の量産・配備は困難だったのです。

さて「丸」では前面装甲120o傾斜となってるのですが、これはどうなんでしょう?   旧式な構造と重量から下記の方が正しい気がするのですがいかが?

ARL44 要目
戦闘重量/乗員数 53トン、50トンとも / 5名
全長×全幅×全高 10.52×3.40×3.20(m)
履帯幅/接地圧
60cm / 0.45
主武装/弾薬数 90mm SA MOD45 / 50発
副武装/弾薬数 7.5mm MOD31×2挺 / 5000発
エンジン/出力 マイバッハHL230 / 575Ps
路上最高速度/航続距離 37.25km/h / 350km
無線機 SCR 508 もしくは SCR 528
登坂力/超堤力 60% / 1.00m
渡渉水深/超濠力 1.30m / 2.5m
装甲
車体前面上部/下部 75o45度 / 65o50度
車体側面上部/下部 45o0度 / 45o0度
車体上面/後部 22o85度 / 35o15度
砲塔前面/防楯 75o20度 / 80o15度
砲塔側面 45o10度
砲塔上面/後部 22o85度 / 35o15度




ARL44


比較して見て下さい。
ARL44より砲塔がわずかに小さく砲自体短いようです。防楯形状も違います。
車体形状に差異も認められます。
これはARL44の前段階、もしかしたらARL40そのものかもしれません

02/10/07



超重戦車FCM F1

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