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フランスのソミュアS-35戦車にイギリス軍の6ポンド砲(57mm砲)を搭載すると
言う改造を施した珍しい車輌です。
ですが、これはイギリス軍でもドイツ軍でも、ましてやフランス軍・自由フランス軍
の所属でさえなく、旧ユーゴスラヴィアの車輌です。
大戦中、ドイツに接収されたフランスのソミュアS-35戦車を、さらにユーゴスラヴ
ィアのパルチザンが捕獲したらしいと言うややこしい経歴です。
ソミュアS-35
似たアングルのS-35原型と比較してみましょう。
47mm34口径から57mm45口径に載せ換えるために砲塔正面にかなり大きな拡
張ボックスを増設していますね。
ですが元が一人用砲塔のためさらに車長の負担が増したでしょうから、貫徹力が
増強されたとは言え、どれだけ実戦力向上したかは疑問です。
この車輌、実際使用されたかどうかも謎のままです。
この記事は
TANKS!
Forces Francophones
を参考とさせていただきました
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