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1940年度に軽巡洋艦デュゲイ・トルーアン級の代替艦として
3隻の建造が計画されたのが重巡洋艦サン・ルイ級です。
最後に建造された重巡アルジェリー着工から実に9年もの時間を隔てており、
また第二次大戦勃発により第二次ロンドン条約も有名無実となったたため
条約制限に囚われない巡洋艦の設計が研究されました。
C5A3案
C5A3案は主砲塔に仏重巡として初めて三連装砲塔を採用、
航空兵装も考慮したバランスのとれた設計案でした。
戦艦リシュリューに採用されたマック構造(後檣と煙突を結合)を
取り入れた艦容が斬新的です。
C5SA1案
C5SA1案はA3案とは逆に航空兵装を全廃し
対空兵装を強化した設計案でした。
1937年度計画の軽巡ド・グラース設計時より対空脅威の向上によって、
水上機の有効性の低下と防空火力の重要性が高まった結果
この様な設計案も研究されました。
*同様に戦艦リシュリュー級も副砲2基を
高角砲6基に換えて建造されました。
最終的にまとめられた設計案は排水量を14000トンにまで増加させ
両案の折衷的なものとなるはずでした。
しかしながら建造承認からわずか2ヶ月後にフランスは崩壊、
サン・ルイも日の目を見る事無く雲散霧消したのでした。
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アルジェリー
*参考
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C5A3 |
C5SA1 |
サン・ルイ |
基準排水量 |
10000 |
10246 |
10349 |
14470 |
満載排水量 |
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11970 |
12070 |
17620 |
全長 |
196.20 |
185 |
185 |
202.08 |
全幅 |
20.00 |
20.36 |
20.36 |
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喫水 |
6.15 |
5.55 |
5.55 |
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馬力 |
84000 |
100000 |
100000 |
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速力 |
31 |
32.5 |
32.5 |
33 |
主機/軸数 |
4/4 |
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缶 |
6 |
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機関配置 |
全缶全機 |
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主兵装 |
203mmL55.66
×2×4
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203mmL55.66
×3×3
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203mmL55.66
×3×3
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203mmL55.66
×3×3
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高角砲 |
100mmL45
×2×6
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100mmL45
×2×5
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100mmL45
×2×7
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100mmL45
×2×6
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機銃 |
37mm×2×4
13.2mm×16
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37mm×2×4 |
37mm×2×4 |
37mm×2×6 |
魚雷 |
550mm×3×2 |
550mm×3×2 |
なし? |
550mm×3×2? |
射出機 |
2 |
2 |
なし |
2? |
艦載機 |
3 |
2? |
なし |
2? |
格納庫 |
なし |
なし |
なし |
なし |
舷側装甲 |
110 |
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水平甲板 |
80 |
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砲塔前楯 |
110 |
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司令塔 |
100 |
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*各計画案は詳細がはっきりしません。
トップの艦形予想図は武装配置図を元に自作したものです
ですから本当にこうなってるかは???
一番下の艦形予想図はWarBirds主力艦規格
自作アイコンを倍に引き伸ばしたものです
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